アパマンショップ鷺沼店
入居者は水回り設備のここを見ています【アップデートリフォームのすすめ】
もう間もなく、令和を迎え平成が過去になろうとしています。
昭和なんて大昔のことになってしまいます。
そんな2019年春、
営業の最前線に携わる身としては、
入居者様たちの「あたりまえ」がさらに変化してきているなと感じます。
最近、水回り設備について「へぇ」となったご要望が続きました。
もう、赤と青をひねってお湯の温度を調整するのは前時代のことのようです。
水回り設備、入居者が重視するポイントの男女差
まず、ご案内をしていて感じる男女の目線の差です。
男性は特にトイレを見ます。
そして女性はキッチン、そしてバスルームを見ます。
私自身、ジェンダー論を展開するつもりはないので、あくまでご案内していての実感です。
入居者がトイレに求めるもの
トイレは「温水洗浄便座(ウォシュレット)」がついているかどうかを気にされます。これまでの住まいで一度でも温水洗浄便座に慣れてしまうと、もうこれなしの生活には戻れないようです。(私も気持ちはわかります)
またトイレの空間が広いとテンションが上がるのも男性ですね(笑)
「おぉ!トイレが広い!マンガを置いておけるな!」
と喜ぶご主人様に、ダメよ出てこなくなるじゃないとクギをさす奥様という風景も目にしたことがあります。
スペースに余裕があればトイレットペーパーや洗剤(やマンガ)をストックできる棚を備え付けておけたらよさそうですね。
女性がバスルームに求める意外なもの
「あ、ここのお風呂、コレじゃないからだめだ~」
彼女が彼氏にもらしています。
私は初め何のことを仰っているのかわかりませんでしたが、手をひねる仕草を見て理解しました。
どうもサーモスタット式水栓じゃないと嫌だそうなんです。
きっとご実家やこれまで住んだ部屋がたまたますべてサーモスタット式だったのか、昔ながらの赤と青の栓を回して調整するツーハンドル水栓は古臭く、不便に思えるようです。
結局、彼女の要望を尊重してサーモスタット式水栓のバスルームの物件に絞ってお探しすることに。
こういったお客様はこの方にかぎらず、それからも何名かいらっしゃいました。
先回りアップデートリフォームのすすめ
このような実例を踏まえてみますと、間取り変更などを伴う大がかりなリノベーションもいいですが、その前にコストを抑えつつ設備を新しくすることで物件価値を保つリフォームにトライしてみるのも成果を期待できるのではないでしょうか。
たとえば、次のようなピンポイントなリフォームであれば和室をフローリングにしたり、2DKを1LDKに変更したりするような工事は不要ですので負担も桁が違ってきます。
①エアコンを新設する
②カラーモニター付きインターホンを設置する
③温水洗浄便座への取り換え
④サーモスタット式水栓への交換
⑤郵便ポストの新規交換
入居者たちはやはり新居には新鮮な気持ちで入りたいと思っていますから、プラスチック部分が黄ばんで象牙色になっていたり、スイッチ部分のビニールや塗装が剥げていたりすると印象が悪くなりますよね。
設備が壊れたと依頼されてから交換するのでは入居者様に対してオーナー様の印象は後手になってしまいますので、退去のタイミングを活用して、前もって設備を交換・新設しておく先回りアップデートリフォームをお勧めしたいと思います。
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