アパマンショップ鷺沼店
私たちは物件を紹介します。お勧めします。
今日の記事はどちらかというと同業者、私と同じく営業職についている方たちへの振り返りの意味合いが強い記事となっています。
私たちはお客様に対して電話もしますし、メールもします。
お客様との接点の始まりは、主に「メールや電話によるお問い合わせ」「飛び込み来店」「紹介」の3通りです。つまり私たちの方から『このお部屋借りてください!』などと飛び込み営業をしたり電話営業をかけることはまずありません。
①ご相談をいただき
②ご希望を伺ってから
③希望に叶う物件をご紹介する
ご希望条件もご事情もさまざまですが、根本的には私たちはお客様のご相談を受けるというところからスタートして、そのニーズを満足していただけると思われる物件をご紹介しています。お客様が望みもしない物件、自分でも住みたくない物件などはお勧めしないはずです。
しかし、どうしてか不動産屋からのアプローチって鬱陶しがられることが多いようです。
なぜでしょうか。
不動産屋の連絡がウザがられるわけ
なぜ不動産屋からの連絡は鬱陶しがられるのか。
それは残念ながらその連絡に対してお客様が期待を持てなくなっているからです。
たとえば次のようなケースが考えられます。
A 複数業者に問い合わせをして、既に他業者と連絡やアポを取ったので連絡が不要。
B 既にいい物件を見つけて申込(契約)した。
C 初回来店時にラポール(信頼関係)を築ききれなかった。
AやBはスピード感の問題ですね。
一度ご来店をいただいてその時には「またいい物件があったらお知らせしますね~」「お願いします~」といった会話をしてお別れした。そう言っていたはずなのに、いざ物件のご紹介メールを送ったり、様子伺いの電話をしてみてもいっこうに連絡がつかない…
これがCです。
身に覚えないでしょうか?
私にはあります。たくさん(笑)
初めのころは「なんだよ!『お願いします』って言ってたのに、なんで音信不通になるんだ!」と軽く憤慨していた時期もありましたが、よくよく考えるとそれはおこがましい、自分中心の考え方でした。
なぜなら、探し求めていた情報と思われるものが送られてきたり、ぜひまた相談に行きたいと思っている担当からの連絡があったりしたなら、本来お客様は喜んでそれに応じてくれるはず。応じてもらえないということは、お客様にとって望まない連絡だということになります。
きっと、来店されたときの自分の応対のどこかが、お客様にとって「次」を期待させない残念なものだったんです。今日は見つからなかったけどこの人ならいい物件を紹介してくれるだろう、初めての引越しでわからないことだらけで不安だったけれどこの人なら何でも自信もって教えてくれて安心できる。そう感じてもらえなかった私のミスです。
「お願いします~」はその場から解放されるための方便だったのですね。
だから次を約束してお帰りいただいたお客様との連絡が途絶えたとき、私たちは大いに反省しなければならないんです。成長のチャンスです。
不動産屋からの不要な連絡を絶つ最善策は
とはいえ、私たちも仕事ですから、
あ~この人からはもうお返事もらえないだろうな、と薄々感じながらもアプローチします。
仕事だからというか、
①相談を受けた
②それに応えようとしてアプローチしている
という順ですので、ほんとうは、お客様が「もういいですよ」と仰るまでは1つの案件は終わっていないはずなんです。
もし、あなたがどこかの不動産屋へ相談たのち、たびたび連絡がきてお困りのようでしたら、上記のような背景があることにも思いやっていただけると幸いです。
不要な連絡を絶ちたければ、その担当に「もう連絡は不要です」と伝えてあげることが最善です。私たちとしてもお客様から明確に意思表示をしてもらえるほうがよっぽど助かるんです。
明確なNOは、本位でないYESよりも互いを幸せにします。
まとめ
というわけで、私たちはお客様からのご相談を受けて
一生懸命、自分たちの知識やツール、経験をつかってお客様にとっての最適なお部屋をご紹介しようと努力します。
紹介することやお勧めすることは売り込みではないですよね?
ご紹介したお部屋を気に入っていただいてご成約いただけたら最高です。
ただ、残念ながら「どうもこの担当(会社)とは話が合わない」「これ以上つきあっても望みのものは紹介されそうにない」と感じたときには、
どうかひとこと「もう紹介は不要です」とお伝えください。
まずはご相談、お待ちしております!
関連した記事を読む
- 2023/02/07
- 2022/12/19
- 2022/09/04
- 2022/04/19