アパマンショップ鷺沼店
難しい「高齢者の引越し」不動産屋の本音
最近、お客様から急増しているご相談があります。
1.高齢者
2.生活保護
3.ペット
そして、いつも苦労するご相談があります。
1.高齢者
2.生活保護
3.ペット
昨日、今日と連日ご年配の方からご相談をいただいたので、今日は1の高齢者のお引越し相談について少しお話しします。
高齢者の転居について こんなご相談が多い
このところ本当に増えています。高齢者にまつわるお引越しの相談。
ひとことで高齢者の相談といってもいくつかのパターンがありますね。
パターン1:ご両親が歳をとってきたので、近くに移り住ませたい。と息子さん娘さんからのご相談。けっこう多いです。
パターン2:ご両親が歳をとってきたので、近くに移り住みたい。と息子さん娘さんからのご相談。1に比べ少ない。
パターン3:購入した家に長年住んでいたが、高齢になり坂や階段がきつくなってきたので便利なところへ引越ししたい。という高齢者自身のご相談。
もちろん他にもさまざまなケースがありますが、上記のようなパターンが多いです。
ご相談は日に日に増えているのですが、残念ながらせっかくご相談をいただいても、なかなかすべてご期待に添えることができるわけではないのが現状です。
高齢者の転居について 不動産屋の本音
お部屋を気に入って「申込み」をすると、オーナー様サイドも申込書の内容を見て「審査」します。このひとは入居してちゃんと家賃を払っていってくれるかな?なにかリスクはないかな?
実は入居者ってけっこう手厚く保護されている立場なので、ひとたび入居を受け入れたなら簡単には入居者を退去させることができないんです。だからオーナー様は入居審査の時には慎重になります。
その際にやはり「年齢」はオーナー様から見ても、入居者を受け入れるうえで大きな"リスク"なんですね。
せっかくご相談にいらしていただいたからには、私たちも本心からお力になりたい。お手伝いさせていただきたいという気持ちに偽りはありません。
しかし一方で、私たちの立場は「仲介」です。
だからオーナー様の持ち物を勝手に貸し出すわけにはまいりません。
引越し先を見付けたくて困っているご相談者、できる限りリスクは避けたいオーナー様、双方のあいだでいつも「どうにかうまくいく道筋はないかな」と頭を悩ませています。
高齢者の転居について アドバイス
こうすれば100%お話がまとまる!という裏ワザはありません。
しかし、ある程度形を整えられるようであれば、私たちもお手伝いがしやすくなるというポイントがいくつかありますので、もしご相談を考えられているようでしたら参考にしてみてください。
契約者を誰にするか
オーナー様としては、定職についていて定期収入が見込める方に契約者になってもらいたい。
契約上、主契約者が家賃を支払うことになります。
必ずしも入居者が支払うわけではありません。
例えば大学生が一人暮らしを始めたいけれど、未成年だからといった理由から契約者になれない場合は親が主契約者になったりしますよね。
同じように、入居者が定年していてお仕事をしていないというようであれば、息子様などが代わりに主契約者になれないか?と検討してみるのが一つの手です。
近くに身内の方がいるか?
オーナー様が年齢に感じるリスクは、主に「健康」と「ボケ」(言葉が適切かどうかわかりませんが、ご容赦ください)。
ですから、お身内の方が近くに住んでいてちょくちょく様子を見に行ってくれる、そんな環境を作れるようであればオーナー様にとって一つの安心材料になりますよね。
ご家族全員でフォローしていくので、という姿勢を伝えてあげると不動産屋さんもオーナー様も安心してくれると思います。
逆に、上記のように形を整えられないようであれば、私どもとしてもなかなかお力添えし難い、というのが正直な現状です。うまくいくよう、精一杯努力させていただきますので、ぜひご入居者様側としても「オーナー様に相談しやすい状態をつくる」ようご協力をいただいて、一緒にお引越しを成功させられたらと願っております。
今後、いっそう高齢化が進むことは避けられない日本ですので、国や行政のサポートも整備されてくることを期待したいですね。
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