アパマンショップ鷺沼店
そのリフォーム提案にオーナー様の想いはあるのか?
お付き合いのあるオーナー様から相談をいただきました。
「居住年数が長かった入居者が退去した」
ある程度リフォームを入れないと募集もままならないと思うので、リフォームプランを提案してほしいということです。
他の会社もお付き合いがあるなか、私に声をかけてくれたことが嬉しくて、いそいそとリフォームプランを練り始めた私でしたが、翌日ふと頭によぎったことがありました・・・
オーナー様の想いを聞かなくていいのか?
あれ?
オーナー様はどんな人に住んでもらいたいと思っているんだろう?
オーナー様は入居者にどんな暮らしをしてもらいと思っているんだろう?
こういったことをまったく聞いてなかった自分に気づいたんですね。
今あるものをクロスを張り替えたりして、あとはクリーニングするだけ。それくらいの話なら私に相談しないで直接クリーニング業者さんに「きれいにして」と依頼すればいい。
私としても、他の物件を下見したりホームページやfacebookなどで、いいなと思うリフォーム事例は数多く目にする機会があるのですが、私の家を好き勝手にリフォームするわけではないので、「私の好み」を提案するのもなんだか違うな、と。
そこまできて、今さら「オーナー様の想い」を伺っていなかったことに思い至りました。お恥ずかしい話です。
今回のお部屋は単身での入居もありえるし、新婚などのカップルでの入居もありえる間取りでした。オーナー様はどんな入居者をイメージしているんだろうか?想定している入居者の人数によっては間取り変更も提案したほうがいいでしょうから予算感も変わってきますしね。
そもそもオーナー様がかけられる予算によっても、やれることやれないことがでてきます。そのため、オーナー様が「やりたいこと」と「やれること」をはっきりさせていかなくては。
オーナー様の想いがある物件は決まる。
曲がりなりにも何年か賃貸の営業をやってきて感じていることがあります。
それは、オーナー様がちゃんと気にかけている物件は決まりやすい、ということです。
予算をたっぷりかけてリノベーションされたかどうかではありません。
清掃されいて、入居者のことを思って修理や交換が必要ならきちんと手入れしてある。ときおり窓を開けて通気しているんだろうな。そういう物件です。あ、オーナー様が気にかけてくれてるんだ、と感じられる物件は案内していてもお客様の印象がいいです。
たとえば、こちらの越水オーナー(参考:わくわく賃貸)などは、ご自身の物件が大好きで、入居者のことも大好きでご自身でリフォームに入って壁を塗ったりされています。物件は人気で、いつも早々にお申し込みが入っています。
なかなか越水オーナーほどには手をかけられないよ!というかたも多いと思います。いや、むしろそういう方のほうがほとんどですよね。そういった時も、管理会社にすべて丸投げせずに、退去が出た際には一度は物件を見るようにして、ご自身だったらこの物件を選んで引っ越すかな?という視点で見てみてほしいと思います。
前線に立つ私たちのような営業としてもオーナー様の想いが感じられる物件、またオーナーが他人事ではなく自分のこととして募集に参画してくださる物件はお客様へ紹介する際に熱が入ります。そのぶん、ほかの物件よりも早く決まるというわけですね。
若干はなしがそれた気がしますが、今回の物件のリフォームが完成しましたらまたお知らせさせていただきます。お楽しみに!
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